銘文 『無銘』 種別 刀 長さ 74.3センチ 反り 2.2センチ 元幅36ミリ 元重7ミリ 先幅26ミリ 先重6.5ミリ 刀身961グラム (すべて約です) 群馬県教育委員会
隠し鏨もあり寒山先生の極めどうり元平の献上刀で間違いないと思いますが、保存刀剣では元武となっております。
以前見た事のある島津家伝来の重要刀剣を見たことがございますがそちらに勝るとも劣らない出来であり銘があれば、ワンランクどころか重要も狙えたレベルと思います。
刀身重量は一キロに迫り、身幅広く、重ね厚い豪壮な体配で迫力の大帽子に出来は全く手抜かりのない最高の出来で、ライトにあてない状態でも刃の働きの凄さがわかり、少しあてると山の裾野を望むような物凄い働きを見ることのでき、刃縁の金筋、沸え大変冴えて覇気があり、刃中の金筋が凄まじい相伝の最高峰と云える出来栄えです。
元平は、伯耆守正幸と並んで薩摩新々刀を代表する名工で新々刀上々作にランクされる上位刀工として著名です。