在銘『一斎東明』 障泥木瓜形 鉄磨地 高彫 象嵌色絵 打返耳 縦幅72.2ミリ 横幅67ミリ 重ね5.3ミリ 重量119グラム( 全て約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
本作品は後藤一乗の門下から修業を続け大成した際に一斎の工銘を許された後の一斎銘で古社寺廃墟,天王寺の哀愁を粟穂の技術を菊で表現し、魚々子や砂子象嵌など持てる技術を結集し見事に表現された素晴らしい逸品です。
荒木東明は米商兼貸物屋の与平の長男として京都上京区十二組大猪熊町で文化十四年に生まれた。十三歳で後藤東乗に師事し、同門に東峰がいて、師名の東の一字を許されて東明と改名した。さらに後藤一乗門下で修業し、一斎の工銘を許された。粟穂図を最も得意として師である後藤一乗を凌ぐ評価を得ている。本作は粟穂の代わりに菊の花を細部まで稲穂同等の技術を余すことなく再現している。
こちらの商品を入手するのに類例が非常に少ないので非常に長い時間がかかり、元々の依頼者様の購入額がとんでもない高額だったために折り合わず、何とか第三者を通じて私の手元にきました。荒木東明の鍔は先ず売り物がほとんど存在せず、目貫だけでも非常に高額で仮にあっても初期銘で質素な商品などで評価が非常に難しい状況でした。初期の価格よりもだいぶ下がっており、恐らくここまで技術が結集したいろいろな本に所載されている荒木東明鍔はこの価格以下では不可能と思います。










