銘文 『肥前國佐賀住正重』 種別 刀 長さ 70.5センチ 反り 1.2センチ 元幅31ミリ 元重7ミリ 先幅20ミリ 先重6ミリ 刀身781グラム （すべて約です） 京都府教育委員会
井上真改の門人土肥真了による若打ちの名刀で、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに、地沸厚き特有の華やかな丁子乱れに互の目交じり、刃縁の砂流し美しく、匂い深く小沸よくつき、地刃共に明るく冴えた本工の高度な技量を見事に示した一振りです。
肥前國佐賀住正重は本名、土肥作左衛門、大坂に移り井上真改の門下となり、土肥真了と改める。後の天和年間に帰国して松浦家のお抱え鍛冶となりました。
