超希少なこの保存時代滅多に極まらない『平田彦三』 堅鉄阿弥陀鑢地 大透 銀布目象嵌 丸耳片椻仕立て 縦幅80.5ミリ 横幅79.4ミリ 重ね2.8ミリ 重量69グラム( 全て約です) 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
作者の平田彦三は、丹後国で細川家に仕え、父は松本因幡守、母は明智光秀の娘玉が輿入れするときにお供してきた付き人と伝えられます。父没後、彦三は平田姓を名乗り、百石を支給されて藩の金銀貨幣などの鑑定に従事。細川三斎の命で金工の修業に努めたといわれます。三斎が八代に入った時、彦三と弟子の西垣勘四郎、彦三の甥志水仁兵衛も八代に移り住みました。
鍔を製作するうえで彦三はその地金に何かしらの手を加えるいわゆる「ひこぞうがね」と呼ばれる独自の手法を加える。本作は彦三にしては大変希少な鉄素材に阿弥陀鑢を加え、銀で布目の象嵌を施している。詫びさびの頂点を感じるような見事な雰囲気である








