銘文在銘『雲生』 種別 太刀 長さ 68.75センチ 反り 1.75センチ 元幅26.8ミリ 元重5.6ミリ 先幅17.8ミリ 先重4.7ミリ 刀身585グラム (すべて約です) 東京都教育委員会
全て約です。 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
後醍醐天皇に献上するような元々の上品な公家太刀で健全かつ、ほかに類がほとんどない在銘の雲生です。小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸微塵に厚くつき、地映りが現れ刃文は直刃に小足・葉よく入り、匂口締まりごころに小沸がつくなど見事な出来映えを示した一振りです。
雲生は、後醍醐天皇の勅命により名剣を作った刀工であり、備前鵜飼派の祖とされています。彼は、後醍醐天皇の命により太刀を作り、その出来栄えが天に届くようにと祈ったところ、浮雲を模した夢を見ました。この夢が天からの告げであり、兄弟が同じ夢を見たため、名剣を得せしめ給えと天に祈ったとされています。
雲生は、後醍醐天皇の御番鍛冶として知られ、その作品は「雲生」銘が付けられています。彼の作品には、上杉謙信の遺愛刀である菊花紋を切った太刀や、重要文化財に指定されている宮城県の塩竃神社伝来の太刀などがあります。
雲生の作風は、京風の刀を制作したことに特徴があり、長船派や一文字派の備前刀とは異なります。彼の作品は、青了の心付きやはやり心といった特徴があり、備前物とは異なる鍛え方を示しています。
雲生の伝説や作品は、後醍醐天皇の影響を受けた刀工としての地位を示しており、彼の作品は日本の刀剣史において重要な位置を占めています。











