銘文『肥前國住武蔵大掾藤原忠広』『寛永七年二月吉日』 種別 刀 長さ 70.5センチ 反り 1.0センチ 元幅33ミリ 元重8ミリ 先幅24ミリ 先重6ミリ 刀身963グラム (すべて約です) 東京都県育委員会 昭和26年大名登録
重要刀剣に指定されており、数多くの本に所載されているかなり有名な初代忠吉の最高傑作刀です。
既にわかっている所載は肥前刀大鑑、新刀大鑑です。
あちこちの展示会などに貸し出していた際に証書の原本を紛失してしまい現在はコピーのみの状況です。
だいぶ前にお預かりしたのですが、重要刀剣である旨の証明の為一応再度保存審査に出して重要刀剣である証明を取りました。画像をご参照下さい。
ここまで豪壮で健全無比の最高傑作ですとさらに上の特別重要刀剣も当然ながら視野に入りますので証書紛失の欠点も補うことになると思います。ですが現状証書紛失としての価格ですので、特別に説得して598万円という激安を実現出来ました。
完全に先着順で御座います。
刀身重量は規格外の一キロに迫り、特徴とする美しい地肌で地肌は小板目肌に地沸がよくつき、刃縁には美しい砂流しが明るく冴えており、非常に出来が良く、古備前を彷彿するような激しい働きを見せておりおります。初代忠吉ならではの見事な作風でパーフェクトな出来栄えと云えます。
是非とも家宝にお加え下さい。
武蔵大掾忠広は、肥前新刀鍛冶。名手とされ新刀最上作最上大業物 。初代忠吉同人で、橋本新左衛門と称し肥前国鍋島藩の抱え工であり、慶長元年、藩命により京の埋忠明寿の門に入って鍛刀の技を学びました。