銘文 『備州長船清光作』『天文元年八月日』 種別 刀 長さ 63.2センチ 反り 1.8センチ 元幅31ミリ 元重7.5ミリ 先幅19ミリ 先重5ミリ 刀身578グラム (すべて約です) 三重県教育委員会
清光は鍛えの良さから多くの著名な武将から支持された名工で、天文二年の年記もあり、流動的な小板目肌が良く詰み、刃中の働きは実に見事で砂流し、金線を交えた美しい働きで地刃共に明るく冴える一振りです。
長船清光は、初代が南北朝時代貞治ごろで、室町末期まで代の継承が見られ、天文頃には『孫右衛門尉』『五郎左衛門尉』、永禄頃の孫右衛門尉などがおり祐定と共に室町時代の備前を代表する刀工です。