銘文 『写清麿肥前国住一吉作』『平成癸酉年八月日』 種別 短刀 長さ29.8センチ 反り 0.2センチ 佐賀県教育委員会 元幅34ミリ 元重8ミリ 刀身410重量グラム （すべて約です）
新作名刀展優秀賞2回、奨励賞2回努力賞4回を受賞する名工一吉による入魂作で新々刀の巨匠源清麿を見事に写しており迫力の沸出来の互の目乱で、砂流し、沸え交じり、匂口大変 明るく冴え、丹念に鍛えられております。
一吉は鎌倉一文字、肥前国忠吉、源清麿などを目標にする佐賀県武雄市在住の刀匠です。本名は中尾一吉、昭和三十年頃より堀井俊秀の弟子であった父忠次について作刀します。作数は少ないですが、新作刀展に出品し優秀賞を受賞を初めとして、奨励賞に続いて、努力賞と、たて続けに入賞を果たし才能を発揮していきます。
