銘文『無銘』 種別 刀 長さ 二尺二寸九分 反り 五分 元幅28ミリ 元重6ミリ 先幅 22ミリ 先重4.5ミリ 刀身544重量グラム (すべて約です) 北海道教育委員会 昭和26年大名登録
信秀彫同作の無銘極めです。彫の名人であったと頷とける龍図彫物が施され本刀を華やかに飾っており余程のことが無い限りこの極めはつきません。
出来は師清麿を彷彿させ刃文は躍動ある互の目乱れで、砂流し、沸え交じり、匂口大変明るく冴える備前伝を焼き、ずば抜けた出来の良さで丹念に鍛えられた清麿一門筆頭の技量の凄さを是非ともご堪能ください。
栗原信秀は清麿の一番弟子、 文化十二年新潟県西蒲原郡月潟村に生まれ、鎌鍛冶から後、金具師に弟子入り、十五歳には京に上り、寺社御用の金具師として生計を立てていましたが、三十士五歳頃、清麿の保護者としても有名な、幕臣窪田清音に見いだされ、江戸に上り、清麿の弟子となります。
時代に極上拵えも付いております。