銘文『無銘』 種別 わきざし 長さ 33.0センチ 反り 0.7センチ 元幅30ミリ 元重7ミリ 刀身271グラム (すべて約です) 岡山県教育委員会
見るからに村正の遺作であり、特別貴重では千子の極めだったようです。
よく見ると村正?の銘痕のようなものが僅かに残っております。
徳川家の家臣として消しているのでしょうがあまりに勿体無いため僅かに残したと思われます。
村正特有のタナゴ腹茎に表裏ほぼ同一の刃文を見事に焼き、柾目を交えた流動的な地肌で地沸つき、匂い口は見事に冴えております。
審査の際に村正の底名が有る旨を記載すれば結果は変わるかもしれません。あくまで現状での評価となりますが出来は完全に村正の傑作です。