Name: 最上大業物三代陸奥『肥前国陸奥守忠吉』特別保存刀剣
SKU: 196
Availability: OutOfStock

最上大業物三代陸奥『肥前国陸奥守忠吉』特別保存刀剣

銘文　『肥前国陸奥守忠吉』　種別　脇差　長さ49.6センチ　反り　0.9センチ　元幅30ミリ　先幅21ミリ元重7ミリ　先幅5ミリ　日本美術刀剣保存協会鑑定書付本作三代忠吉は50歳という若さで亡くなったために作品少なく昔から幻の名刀と言われ忠吉一門でも飛び抜けた評価を受けております。当刀は特別保存さながら云うまでもなく見事な傑作で、三代得意とされた作風であり地景が細かに良く入り刃紋は中直刃を焼き小足が良く入り匂深く小にえが厚く付き細かに砂流しがかかり相対的に明るく冴えており三代忠吉の才能と技量の高さを本領が遺憾なく発揮した一振りです。三代陸奥は名を橋本新三郎といい、寛永十四年に近江大掾忠広の長男として生まれ、万治三年に陸奥大掾を受領、翌年の寛文元年に陸奥守になっていますが、父近江大掾忠広が他界する七年前の貞享三年に五十歳で没しており、ほとんど父の代作に従事していたものと考えられます。長命であった祖父や父と比べて三代忠吉自身の作刀は少ないですが、地鉄の精緻さや地刃の冴えにおいては初代を凌駕する作品が多く、初代忠吉よりも価格に於いても圧倒的に高く評価されています。